世界遺産「日本人の伝統的な食文化・和食」【11月30日】

熊本県産のむき栗。下茹でをしてからお米と合わせます。

北海道・三陸産の鮭。身がふわふわでした。

おろし汁の大根は機械を使ってすりおろします。

*今日の献立*

吹き寄せご飯 牛乳 鮭のごま竜田揚げ おろし汁

 

 日本は、海・山と豊かな自然に恵まれ、多様で新鮮な旬の食材と、うまみに富んだ発酵食品、米飯を中心とした栄養バランスに優れた食事構成をもつ、「和食」の文化があります。
 しかし、食の多様化が進むにつれ、日本から和食文化の存在が薄れていきました。政府は、和食文化を次の世代につないでいくための取り組みを開始し、その結果、2013年に「日本人の伝統的な食文化・和食」はユネスコ無形文化遺産に登録されました。
 

 今日の吹き寄せご飯は、色とりどりの「木の葉」や「実」が木枯らしで吹き寄せられる様子を表した料理です。「木枯らし」とは、晩秋から初冬にかけて吹く、強くて冷たい北風のことを言います。気象庁より、今年は11月13日に東京で木枯らし1号が吹いたと発表がありましたね。

 このように季節を表現した料理は「和食」の特徴の1つです。かつお節の「出汁」や、西区馬宮産の新米・熊本県産の栗などを使用し、優しい味に作りました。

 鮭のごま竜田揚げには、北海道・三陸産の大きな鮭を使用しました。生姜醤油でしっかり下味をつけ、からっと揚げます。ごまを加えることで、香ばしさや食感のアクセントにもなりますね。
 


 みなさんも「和食文化」について考えながら、美味しくいただきましょう!

  • 2023年11月30日 14:27